キャリアとは、「生涯または生涯のある時期における、職業をはじめ人生の役割に伴う諸経験の蓄積的軌跡(2007,犬塚)」です。

私は現在、人材開発プロデューサーという職業上の役割をもち、その経験の蓄積によってキャリアを創り続けています。その前には経営コンサルタント、さらにその前にはコピーライターであった私の半生をふりかえってみると、ふと、キャリアの縦糸ともいえるライフロール(人生の役割)があることに気づくのです。

それは「作家」です。

このライフロールは私にとって、創造の源泉であり、私という存在を鏡写しにするのにとても役立ってきました。それなのに、私はこのところ、作家というライフロールを少しおざなりにしています。

そのことに気づかせてくれたのが、ウェブコンサルタント大川リエさんの「オンライン情報発信」のワークショップでした。3月15日(土)、弊社プロ講師養成スクール ベーシックコースの第2回修了生研究会として開催されました。

オンラインの知識を学ぶのみならず、オンラインで「何を発信するか」をじっくり考えるワークショップに参加して、私には「作家」というかけがえのない役割があることを思い出したのです。インスピレーションがすっかりインスパイアされ、3つ目のブログを立ち上げることにしました。これまでに書き散らした作品たちを公開するためのブログです。

想いが薄れないうちに…と、仕事の合間をぬって作業をして、3つ目のブログはすでにオンライン上にあります。

タイトルは『夢づくりの王国

一番目の記事として迷わず、”その時、ワインを飲みほして ~心はいつも「ローマの休日」~”を選びました。これは、2002年のクリスマスに書いたUFJ銀行サイト用の記事であり、映画『ローマの休日』をひとりの女性のキャリア選択と自立の物語という視点から語ったものです。

この記事を皮きりに連載化を図ろうとして、2作目~父たちに捧げる「仮面の男」~を書きました。が、これは採用されませんでした。

気持ちが先行して筆が追いつかず、出来栄えに納得できませんでしたので、採用されなかったのはもっともです。この2作目を7年ぶりに改訂し、これもすでに『夢づくりの王国』に投稿しました。改訂によって、納得のいく出来栄えになりました。

こうして少しづつ、バックナンバーのほこりを払い、新しい作品として掲載していきます。そのことによって、私は作家としてのライフロールを生きる、作家としての人生を歩むことができるでしょう。

ブログそのものは、ガウディの建築物のように永遠に工事中になるかもしれませんが、それもまた楽しい…。いつ完成するともしれない『夢づくりの王国』、私の大切な王国を営々と建国する喜びを生涯、味わっていきます。

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