プロ講師には、受講者、参加者の学びと成長を促すための関わりが求められます。その関わりのあれこれをセミナーコミュニケーションと呼ぶならば、セミナーコミュニケーションの要といえるのが質問です。
受講者に対する質問、受講者からの質問・・・。質問とは、受講者との信頼関係を築き、学びを促すために欠かせない関わりといえます。そこで、弊社プロ講師養成スクールでは下記のセミナーを企画し、開催をいたしました。
質問力を強化する!
セミナーコミュニケーション
講師:梅本和比己先生 (㈱チーム医療 代表取締役)
日時:2009年 5月17日(日)
会場:ダイテックサカエ会議室 (名古屋市中区栄)
講師の梅本さんは株式会社サンタフェNLPトレーナという立場で活躍されており、著書「苦手意識は捨てられる NLP脳トレーニング」で知られる優れたコミュニケーター、カウンセラーでもあります。
梅本さんのカウンセリングやセミナーにおける体験談を中心とした講義、実践的なワークで構成されたプログラムは10:00に始まり、18:30閉講予定のところ19:00まで延長。長時間にも関わらず、受講生の皆さまのテンションは切れることなく、気持ちのよい緊張感にあふれた、濃密度の時間が積み重ねられました。
セミナー冒頭で紹介された、故国谷誠朗先生の「気づきとは、自分の中におこりつつある過程を内省的に理解すること」という奥行きある言葉どおり、たくさんの今ここでの気づきがあり、それを味わう1日となりました。
たった一言の質問が人の知情意に働きかけ、人を動かし変えていく可能性の素晴らしさ、難しさ、怖さを痛感した1日でもありました。
私たちはプロフェッショナルな講師として、自らの気づきに敏感であり、学習者の気づきに敏感であり、質問をはじめとするあらゆる関わりによって、お互いの気づきを促し合える関係を築けるよう、つねに真摯に自らの在り様を見つめていたいものです。
セミナーで起こった気づきのエピソードやディテールについては、受講者の皆さまの自己開示に委ね、このセミナーレポートの成長を楽しみましょう。
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参考図書: ゲシュタルト・セラピー ~自己への対話~
著: ジェームス・オールダム トニー・キー イゴール・ヤーロ・スタラック
訳: 岡野嘉宏訳 発行: 社会産業教育研修所発行 取扱い:チーム医療
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