北朝鮮による砲撃の着弾で、緊張する日本海の隣国
国会では、政府の危機管理を追求する質疑が展開されています。

国政のほころびが広がりつつあるような、そこはかとない不安の中
本日2010年11月25日には、明るい話題もありました。

第39回ベストドレッサー賞の発表と授賞式が都内で行われ
モデルで女優の武井咲(えみ)さんが最年少受賞をされました。

2006年に国民的美少女コンテストのモデル部門賞とマルチメディア部門賞を
ダブル受賞して、セブンティーン誌などで活躍してきた16歳。
今年は、「TUBAKI」のCMに最年少で出演したことで話題になりました。

ベストドレッサー賞は1972年、一般社団法人メンズファッション協会が設立。
同協会公式サイトによると「ファッション意識の向上、豊かで充実した生活の提案
ファッション産業界と各界の文化交流を目的として、毎年各界有名人の中から
その年を代表する「ベストドレッサー」を選考し、発表」する賞とのことです。

選考基準は、「自主性」、「流行性」、「時代性」、「人間性」の4つで
ファッションセンス、ライフスタイル全体に“おしゃれ感”の漂う人を選ぶそうです。

毎日新聞デジタルによる、武井さんの受賞にあたってのコメントは
「最年少ということで大丈夫かなという不安もあったんですけど。
ドレスを着てすごい方々とご一緒させていただけてとてもうれしい。
自信にもなります」とのことです。

揺れる日本にあって、若い人をインスパイアする機会をもたらした
主催者、実行委員の皆さまに拍手を送りたいものです。

芸能界という厳しい世界にあって、自分の足で立ち、歩いている少女への授賞は
混迷する日本に右往左往する私たちに、カツをいれてくれているようでもあります。

「(今年は)すごく世界が広がった。つらかったことや悔しい思いを経験したからこそ
自信を持って堂々としていられるんじゃないかと思う。とても充実した1年でした」

彼女が美しいのは、天からいただいた容姿だけではなく
つらい経験、悔しい経験によって磨かれていく「人間力」にあるのかもしれません。

なお、今年のベストドレッサーは6人、下記のとおりでした。

政治・経済部門 前田新造(資生堂 代表取締役社長)
学術・文化部門 溝畑宏(観光庁 長官)
芸能部門 沢村一樹(俳優)、武井咲(女優)、杉本彩(女優・作家・ダンサー)
スポーツ部門 中澤佑二(プロサッカー選手 横浜F・マリノス所属)

若手クリエーターの応援のため、“彗星のごとく輝いたデビューな人たち”に贈られる
『第7回ベストデビュタント賞』の発表・授賞式もあわせて行われました。
次の4人の方が授賞されました。

ファッション部門 宇都宮茜氏(デザイナー)
アーティスト部門 宇佐美志都(書家・文字文化文筆家)
空間・ID部門 柄沢祐輔(建築家)
音楽部門 青木カレン(ジャズボーカリスト)

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