「がんばったことを褒めて欲しかったら、普通の女の子でいなさい」
APEXアイドルオーディション2010の最終選考者24人の強化合宿で
トレーナー(講師)が、トレー二ー(アイドルの卵)たちを叱咤した言葉です。
プロフェッショナルに成ること、在ることの厳しさが伝わる名言かと思います。
アイドルとして生き残っていくほどの厳しさではないかもしれませんが
人づくりのプロとして働いてきた20数年で、天才になりたいと何度も思いました。
小学生の頃から、私はそれなりに努力をして、成績を維持していた一方で
勉強をそれほどしなくても成績のよい同級生がいる…。
それがずっとうらやましくて、私にとっては、天才とは才能にめぐまれていて
多くの努力をせずに、偉業を成し遂げられる人にほかならなかったのです。
だから、努力しても報われず、放り出してしまいたいと歯を食いしばる度に
努力をしなくても、結果を出せる天才になりたい、と何度も願いました。
それなのに、最近は時々、天才と呼ばれることも多くなり、面映ゆい気分です。
新将命さんの伝説の外資トップが説く リーダーの教科書
(P37~38)には、こんな風に書かれています。
<抜粋して要約>
方法さえ間違えなければ、必ず実力はプラスされ、「実力線」は必ず上昇する。
だが、なかなか上達しないと感じるのは、「認識線」があがっていないからだ。
力がついたと認識するまでには、タイムラグがあり、平均的には六ヶ月である。
上がらないと嘆きながらもがんばると、タクシーのメーターがカチャッと
音をたててあがるように、認識線があがあるのだ。
この繰り返しで、やがて本当の実力は上がっていくのである。
だが、認識線が上がる前に、実力が上がらないとあきらめてしまう人が少なくない。
これでは、せっかく上がった実力線が、また無惨にも下がり、元に戻ってしまう。
実力線と認識線を思い出して、あきらめるべきではないのだ。
(抜粋要約終わり)
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努力こそが天才を創るのですね。
あきらめないで努力をしたこと、あきらめて努力を止めてしまったこと
いろいろと思い出しながら、あきらめなかったことがいま、花開いて
面映ゆくも、「天才」とほめられるようにもなれたのかも、と…。
とはいえ「がんばったことを褒めて欲しかったら、普通の女の子でいなさい」です。
努力は必要ですが、最終的に結果を出さなければプロフェショナルとは言えません。
人づくりのプロとして、さらなる結果を残すことにフォーカスしなければ!
伝説の外資トップが説く リーダーの教科書
(P17~P19)には、こんな言葉もあります。
<抜粋して要約>
競争が厳しくなっていくことをふまえると、「結果」が7割
残り3割は、プロセスおよび定性的な要因である。
チームワークはどうか、人を育てているか、人望があるか…
いずれにしても、意識すべきは結果とプロセスのバランスである。
もちろん、結果は重要だ。だか、最後に判断を大きく左右したのは
人間性であり、人格だった。リーダーは結果を求められるからこそ
結果を出すための前提を心得ておく必要があるのである。
(抜粋要約終わり)
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