本日2011年3月7日、前原誠司外務大臣が辞任しました
ANNニュースの画像はYou Tubeから

辞任の真意について、様々な報道がなされています
一説には、国会での予算審議の荒れを防ぐため…とか

これが辞任の理由なら、前原大臣自らが述べたとおり
某国外務大臣が就任してから、6人も外務大臣が変わっている
…という我が国の国としてのブランドイメージを
政府、与野党は、どのように考えているのでしょうか

与党関係者の不祥事をほり出しては
予算審議の場で議論してきた、国会運営の歴史を
いったい、いつまで続けるつもりなのでしょうか

不祥事は不祥事として、しっかり吟味すべきではありますが
それは、予算審議ではない場を設けて行うのが、筋というものです

そうでなければ、本来の議題である予算審議が進むはずはありません

そんなことは、与野党とも承知の上で、政権をめぐるかけひき
泥試合をしているとしたら、国民を侮っているとしか言えません

与党も野党も、すべての政治家に今こそ、告げたい!

国民不在の政治を続けるのであれば、いますぐ
全員、政治家を辞任、辞職してください

いまの日本の現状を鑑みれば、党派をこえて
国のため、国民のために最適な国家戦略、政策を策定し
一致団結して、事を為すべき危機に直面しているはずです

危機を乗り越える過程での建設的な討議としての国会運営
議会運営ができない政治家は、全員、辞任してください

民主党も管首相も、明らかに稚拙な政府ですが
稚拙な政府、首相に変わる体制が、ほかにあるとも思えません

であれば、ボロボロの馬車をなんとか、立て直すまでは
稚拙な御者を叱咤激励しながら、支えていくことが
統合の意志による、現時点での現実的な対策ではないでしょうか

馬車がなんとか走れるようになったら、誰が馬車をひくのか
御者の座をめぐって、おおいに闘いあえばよろしい!

統合の意志とは、自党のみならず、一部の利害関係者のみならず
国内のみならず、国外までを視野にいれ、判断、行動する意志のことです

与党も野党も国会対策、選挙対策、政権争いを
いまだけは横に置いて、統合の意志をもって、ことにあたってください

前原大臣、脇が甘いと称されるあなたの政治家としての実力は
知り得ませんが、あなたらしさの完遂には頭が下がります

クリーンな政治を!と呼びかけてきた、あなたですから
法律遵守もクリーンのうち…というわけで、辞任されたのは
一貫性のある、あなたらしい決断だったと思います

予算審議をスムースにするために、身を投じたとしたなら
それも、まっすぐなあなたのあなたらしい決断だったかもしれません

しかしながら、今回については、国の統合をふまえて
あなたらしさを貫くことをあきらめる…という判断もあったかもしれません

清濁合わせ飲む…と言われる政治に、クリーンというキーワードを
掲げた時から、あなたたち民主党は崩壊していたのかもしれません

クリーンに代わる、現実的かつクリーンなキーワードを
最初に見つけ、最初に掲げた政党こそが、将来の与党です

党派を超えての動きに参画されていたはずの、あなたです

再び、政界へ戻る日があるとすれば、ぜひ
新しいキーワードを掲げ、本物の政治家としてリニューアルして
帰ってこられることを、お祈りしています

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