東日本大震災によって、経営環境が大きくシフトしました。
厳しく、苦しい状況に直面されているビジネスパーソンも多いことでしょう。

そんな中でのゴールデンウィーク。休める人、休めない人、休まざるを得ない人、
日本中に喜こもごもの物語がつづられていそうです。

入社から緊張続きだった新入社員たちもほっと一息、ついている頃でしょうか。

震災危機の今年でなくても、新入社員の緊張感の高さには
毎年、心が洗われるようです。

とにかくテンションが高い!
何をするにも前向きで謙虚で、気持ちがよいものです。

それが半年後、秋のフォローアップ研修にお伺いすると、新入社員の多くが
意気込みだけではやっていけない無力感に打ち沈んでいます。

「テンションは高いが、モティベーションがないのが新入社員!」

とは、主宰するプロ講師養成スクールのスーパーヴァイザー高野 登の
『プロ講師養成スクール 白熱研修』の研修中の名言です。
高野 登についてはこちらから

高野は、新入社員たちのテンションが下がりきる前に
モティベーションを育てよう、と提案しているわけですが
テンション(tension)とは「緊張、張力」を意味する英語で
「やる気」を意味する造語として、日本ではすっかり定着しています。

一方、モティベーションとは、何かに向かう「意欲」です。
人々を突き動かしていく原動力でもあり、「動機」と訳されることもあります。

つまり、テンションが高く、モティベーションがないとは
やる気ではあるけれども、何のためのやる気なのか
何をめざしているのかが明確ではない、気分的な瞬発力を指します。
そうですね。これは、新入社員だけではないかもしれませんね。

中堅になっても、ベテランになっても、いつもモティベーションが高いか
と問われたら、私には「いつも…」と答える自信はありません。

また、仕事がら、自他のテンションをもりあげて
目標達成、課題達成をめざそうとする人と出会うことがありますが
短期的にはともかくも、テンションだけのやる気は長続きしません。

テンションが切れると、チームが停滞して、成果が頭打ちになります。

それなりのキャリアを積んで、人前に立つ、人の上に立つ人になったら
私たちはいつも、いつでもモティベーションを保つための挑戦と内省を
続けなければ、リーダーとしての責務を果たせません。

プロ講師養成スクールでは、高野 登などカリスマ講師たちとともに
『LSTP(リーダーシップ・スキル・トレーニング・プログラム) AA版』
『リーダー人財が育つ! 白熱研修』などの研修・セミナーをとおして
リーダーのモティベーションの源泉を提供し続けています。

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