「段取り力開発セミナー」を産能大学マネジメントスクールで
年間10回をお引受けしており、おかげさまで毎回、ほぼ満席です。
このセミナーでお伝えしているテクニックは驚くほど基本的なもので、
「知っていることばかり!」という評価をいただくこともあります。
おおよそ、世の中に出回っているテクニックというものに
画期的なものは多くはありません。段取りも同じです。
そして、画期的というよりは定番ともいえるテクニックを
どれほどの人が「使っているか」というと、驚くほど使っていません。
使っていない理由は3つ、あります。
1)テクニックを知らない(知識をもっていない)
2)知っているテクニックを使おうとしない
3)知っているテクニックを使おうとしても、うまく使えない
段取り力開発のセミナーでは、1)の方々をターゲットとしています。
2)の方々も強く意識しながら、進めています。
テクニックについて知り、活用の意欲または意志をもっていただければ
誰でもますます、段取り上手になる可能性を秘めているからです。
さて、3)の方々については、テクニックを身につけたいと思って
参加されているのに、今のところ、十分にお力になれていない気がします。
回数を重ねるにつれ、3)の方々に段取りのテクニックを学んでいただくには
どうしたらよいか…ばかりを考えるようになっています。
段取りには思考力がかなり関わっていて、左脳の働きが求められる一方で
思考力のみならず、直観力というものにも大きく関わる側面があります。
その点では、意外にも右脳の働きが重要であるようにも思われます。
少なくとも、段取りが得意な人たちの思考のパターンを解明して
これを真似すれば、段取りが苦手な人たちも段取りが上手になるはず…
そこで、段取りの達人たちの思考パターンを観察しているところです。
今のところ、次の4つがリストアップされています。
①全体を俯瞰できる
②先を見通せる
③事柄を分けられる
④事柄を並列で考えられる
それぞれの仮説については、「段取り力開発セミナー その2」以降で
現在の考えを表明していく予定です。
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