本日午前の閣議後の会見において、川端達夫文部科学相は
横綱朝青龍関が初場所中に酔って暴行したとされる問題で
事実関係について日本相撲協会に報告を求めていると述べました。

そして「事実ならば、横綱という責任ある立場では、極めて残念な行動」
「協会が国技の責任を踏まえ、適切に対処してほしい」と強調したとも。

人を育てる仕事をする者として、朝青龍の言動はもとより
強い横綱=お金になる横綱を大目にみているらしい協会の姿勢には
私憤、公憤を感じていました。

強ければ何をしてもよい、お金を稼げば何をしても許されるという姿を
マスコミをとおして、子どもたちは知らず知らずに見続けているのです。

若い人たちは、ゆがんだ価値観を刷り込まれているのではないか
若い人のみならず、一生懸命に努力をしたり、真面目に生きていくことが
ばかばかしいというような代理学習をする人もいるのではないか
杞憂かもしれないけれども、そんな風に思えてならないのです。

「気品の源泉、知徳の模範」とは福沢諭吉先生の言葉です。

相撲が「国技」であるならば、相撲協会、相撲業界には
「国技の責任」を果たすために、ただ強いばかりではなく
気品ある、知徳の模範たるふるまいのできる力士の育成を
期待したいものです。

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