2010年5月1日 中国2010年上海万博が開幕しました。
*開幕式はこちら(YouTube)から
倒錯疑惑、違法販売、未完成パビリオン7つ、入場時の混乱・・・
と、課題は多いようですが、読売新聞社説によれば、
「半年間に及ぶ会期中の入場者は、過去最多だった大阪万博(1970年)の
実績6400万人を超える7000万人を狙う。過去30年余りの
改革・開放政策の成果を誇る中国の意気込みがうかがえる規模」とのこと。
1970年の大阪万博、2005年の愛知万博(愛・地球博)を経験した国民として
万博というグローバル、ユニバーサルなイベントでの成功を祈るばかりです。
マナー向上運動も展開しているそうです。
たとえば、並ぶ時は20cmの距離を空ける、外国人には笑顔で…など。
そして、TVの報道番組で、入場時、整列時の混乱を見る度に
高度成長する国の勢いと、高度成長に伴う競争社会を実感します。
われ先と入場を急ぐ人の群れに、人を想いやる心を見ることはできません。
衣食住がやっと足りてきたとしたら、人を想うゆとりはないかもしれませんし
衣食住が足りていても、人を想う心のゆとりが持てないのは
中国も日本もむしろ同じなのかもしれません。
プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動の志賀内康弘氏によれば
リッツ・カールトン 元日本支社長高野登氏は、
電車に乗ったら、座らないのだそうです。
席を譲るのでは遅い、誰かに座っていいただくためだとか。
座る座らないということではなく、人を想う心が何たるかを
教えられます。
マナーの源泉は、人を想う心であるホスピタリティなのですね。
中国も日本も、そして世界中の先進国が上海万博から人を想う心という
マナーの源泉を考え、ホスピタリティを実現していきたいものです。
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