年々、会議や打ち合わせ、ミーティングの効率化が課題となり
ファシリテーション研修は、教育訓練の定番メニューとして定着しつつあります

ファシリテーションとは、直訳すると「促進」「促すこと」であり
研修のテーマとしてトレーニングされるファシリテーションとは
グループに対するコミュニケーションのスキルといえます

とある組織で、6年前から担当しているファシリテーション研修
今年も無事に、2日間コース×3回が修了いたしました

弊社アリーナアドヴァンスのファシリテーション研修は
ファシリテーションの基本スキルの訓練をとても大事にしています

聴くスキル
伝えるスキル
見える化するスキル
観る(診る)スキル
質問するスキル

この中で、もっとも基本といるのが「聴くスキル」
ファシリテーション研修を展開し始めた頃には
「聴くスキル」を基本スキルのひとつとして取り上げながらも
たった2日間、14時間という、研修の時間枠をふまえて
トレーニングの時間を十分にとっていませんでした

それは、「聴けているだろう」と考えていたからです

ところが・・・
研修を進めていくうちに、実は聴けている人が少ないと判明

聴けていないから、前の人の発言と無関係な発言が飛び出したり
質問がとんちんかんだったり、的外れな助言や提案が飛び交ったり・・・

これはまずいということで、プログラムを改定して
14時間のうち、約2時間を「正しく聴くトレーニング」にあてるようになりました

このトレーニングをいれたとたんに、会議を想定した演習での
相互のコミュニケーションが驚くほど改善して、びっくり!

ファシリテーションとは、グループに対するコミュニケーションのスキルです
したがって、コミュニケーションの基本スキルとしての「聴くスキル」が
不可欠なんですね

ファシリテーションの実務においては、質問もよく使いますし
質問集が書籍として出版されているほどです

とはいえ、よく聴けていなければ、よい質問もあり得ません

よい質問をするためにも、聴くスキルを磨くことが
ファシリテーションをうまく行うためのの基礎体力づくりといえるでしょう

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