昨日は、働く女性のためのビジネスカジュアルブランド「Pr.sonoma」の
制作をお願いしているフレックスジャパンさんの販促チームの女性2人が
PASONA人材創造大学校さんで「シャツの着こなし講座」を担当されました。

人材派遣のPASONAさんでは、大学卒業後の就職先が
決まっていない若手の、就職支援を行うプロジェクトを展開しています。

震災や福島第一原発事故の影響が広がり、今年の就活生のために
産業界は、2011度の新卒採用は後ろ倒しにするようですが
まだ、2010年度卒業生の多くの就職先が決まっていないのが現状。

被災地の復興のためにも、若い力を社会に送り出したいという想いから
フレックスジャパンさんの講座をお手伝いすることにいたしました。

キャリアカウンセラーとして、採用面接トレーニングの企画したり行ったり
HRD(人材開発)の専門家として、採用面接で面接官を担当することもあります。

新卒採用の面接官をしていて、がっかりするのは
身だしなみというよりは、装いがあまりにも画一的なこと。

男子も女性も判で押したように、黒のスーツに白のシャツ…。

黒よりもネイビーが似合う人も、グレーが似合う人もいるはずなのに
顔写りがよいとはかぎらない黒を着用するのは、得策とはいえません。

もちろん、黒を選ぶ心理も分からないではありません。

就職氷河期ですから、安全な装いがやはり安心でしょうし
お兄さん、お姉さんのような販売員から奨められれば
似合っても似合わなくても、ついつい、黒を選びたくなってしまいます。

また、地元の超大メーカーの採用面接官が「やっぱり黒でしょう」と
述べるのを耳にしたこともあり、業種、応募企業によっては
黒を着用したほうが無難、まさに安全ともいえます。

とはいえ、商社、流通、食品、IT、アパレル、マスコミのように
むしろ個性を観るような業種にアプローチする時には
もっと柔軟に、ずっと素敵に見える装いを選びたいものです。

スーツについてはどうしても、使える色、デザインがかぎられてきますから
個性を表現するには、シャツの着こなしが決め手といえるわけです。

110328e69dbee4ba95e38195e38293「シャツの着こなし講座」では
就活女子をサポートするために、
シャツの基礎知識が提供されました。

参加者たちは、シャツの衿やカフスの形
色、素材、機能などを学んだり
シャツの着こなしを教わったり…

いま着ているシャツの衿の立て方を
変えるだけで、印象が変わるのを知り
驚きを隠せない様子でした。

講座修了後は、サイズを測って欲しいという参加者の行列…。
大きな反響にシャツの可能性を改めて、痛感しました。

なお、「シャツの着こなし講座」は、午後のフレッシュキャリア向けのほか
終業後のOLの皆さま向けに、夜の講座も開催されました。

夜の講座は、震災の影響もあって、人数もまばら
フレッシャーズの勢いに比べると、大人のムードでした。

質問も多くはありませんでしたが、終了後のヒアリングでは
数人の方が、「シャツを着たくなりました」と答えてくれました。

そういえば、参加者全員、カットソーを着用されていたような…。

裸足の島なら靴が売れる…というマーケティングのエピソードが
レディースシャツにもあてはまるのか、これからが楽しみです。

なお、私は仕上がったばかりのシャツジャケット(JATTS)の試作品を
皆さまからおほめいただき、ちょっとほっといたしました。

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