平成26年度の第1回ヤングジョブあいち運営協議会が
下記のとおり、開催されました。

日時:2014年7月14日(月) 14:00~16:10
会場:中日ビル会議室

ヤングジョブあいちは
若者のための就業就業支援施設です。

企業や学校の協力のもと
愛知県と愛知労働局が連携して運営しています。

次の3機関が、職業適性診断、職業相談、職業紹介
キャリアコンサルティング等の就業関連サービスを
ワンストップで行っています。

あいち若者職業支援センター(愛知県)
愛知わかものハローワーク(愛知労働局)
愛知新卒応援ハローワーク(愛知労働局)

運営協議会は、その運営について検討を行う組織です。

議長は、慶應義塾大学の太田聡一先生、
委員は、労働行政の最前線に携わる下記機関の代表者やキーマンです。

名古屋商工会議所
愛知県経営者協会
愛知県中小企業団体中央会
日本労働組合総連合会 愛知連合会(連合あいち)
NPO法人キャリアデザインフォーラム
NPO法人ICDS
愛知県学生就職連絡協議会
愛知県教育委員会(高等学校教務課/義務教育課)

今回もまず、3つの機関を運営する担当部署から
利用者数、事業実施などの運営実績(12月末現在)と
今後の事業計画について、報告があり、その後
各分野の委員から質問や提言を行いました。

◆好況を背景に、利用者は昨年同月比で約10%増。
運営実績は、設置目的にてらして良好でした。

◆事業計画では、ワークショップ、企業説明会などで
学生の利便性をふまえた開催時間を設定するなど
従前の事業の改善点を中心とした報告がありました。

◆労働局による雇用情勢の報告は下記のとおりでした。

*2014年5月分の雇用情勢(愛知県)
有効求人倍率 1.57倍
新規求人倍率 2.34倍
*有効求人倍率は、4か月連続で前月を上回っている。
・求人数は増加(前月比 1.4%増)
求職者数は減少(前月比 0.9%減)
*全国の有効求人倍率は 1.09倍で
愛知の有効求人倍率 1.57倍は、全国1位。
*正社員求人比率は、40.2%で
前年同月比で、2.8ポイント低下。

有効求人倍率は増えていても
正社員の求人は減っています。

◆報告の後の意見交換は
ミスマッチ問題を中心に展開されました。

わたくしからは、愛知県の公的機関を中心にして
愛知県版「ちっちゃいけれど、世界一誇れる会社」の
開示を進められないか、提案をいたしましたが…

分野違いの提案だったかもしれません。

こうした仕事は、就業促進ではなく、
小規模企業振興が担当になるのでしょうか(笑)

なお、”脱雇用”の時代の流れをふまえ
働き手は、社会がよしとする社会的成功ではなく
自らがよしとする心理的成功をめざすことによって
幸せな人生を創っていかなければなりません。

そのために、学校、企業、支援機関は
次のような機会の提供が必要になりそうです。
*自己理解を深める機会
*自分のニーズを見つめる機会

という提案を差し上げたら、義務教育課(高等学校)さんから
小中学校の取り組みについて、ご報告をいただきました。

ご報告から、キャリア教育の定着を痛感いたしました。

今後は、仕組みとしてのキャリア教育もさることながら
学校、家庭、地域による人間関係アプローチ
つまり、先生や両親や子供たちと接する大人による
キャリア教育的コミュニケーションが日常的に
広がっていくことを願っています。

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