悠木 そのま on 1月 1st, 2010

2010年が明けました

昨日から各地で雪が降り、時代の冷たさを象徴するようです

昨年末に放映された『坂の上の雲』
そして、新年3日から放映される『龍馬伝』

維新の国づくりに関わった人々の志にふれるにつけ
この世に生かされていることの意味をわが身に問わざるを得ません

維新の人々のような大志は持ちあわせてはいませんが
せめて小さな使命を見つめながら、丁寧に暮らしていきます

困難が続く中、今年は坂の上の雲が晴れ
穏やかにして、温かな日々が訪れますよう
私たちの未来が雲の上の光に続いていますよう

ご縁のある皆さま、ご縁をまだいただいていない皆さまの
ご多幸を心からお祈りしています

2010年元旦

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)

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悠木 そのま on 12月 28th, 2009

2009年のクリスマスにN先輩は亡くなりました
昨夜がお通夜、本日が告別式です

N先輩と初めてお目にかかったのは、20年ほど前の同窓会
とってもオシャレで粋で、素敵すぎて近づきにくい印象の方でした

10年ほど前でしたでしょうか
同窓会の「春の集い」の担当委員長をした時のこと

紺野美佐子さんのトークショーを行い、その後の懇親会では
エノテカさんにご協賛をいただいて、グラスワインを販売する
・・・という企画をたてて、当日を迎えました

桜の生花があふれる中、私がワゴンに乗せたグラスワインを
参集した方々におそるおそるお奨めしていたところ、突然、
N先輩がいらっしゃって、「そんなんじゃ、ダメだよ」と
グラスワインの販売を手伝ってくださったのです

ダンディな装いとは似つかわしくないセースルぶり
ほとんどバナナのたたき売り並み・・・というギャップに驚きつつ
とても身近な先輩としてご指導をあおぐことになりました

同窓会のみならず、プライベートでもお近しくさせていただき
ここ数年は奥様も交えて、度々、会食をご一緒する度に
おふたりのラブラブのご様子にも憧れていました

imgp2844-2最後にお目にかかったのは、今年のひな祭り
年に1~2回が定例となっているワイン会でした

その後、N先輩がご病気がちと伺って
なぜか、悪い予感がしないではありませんでした

それなのに、ご療養のお邪魔になっては…と思って
お見舞いはもとより、メールもお電話も差し上げずに
ついに、この日を迎えてしまいました

後悔・・・

今日は、友人にご無沙汰を詫びる電話をいたしました
お互いに何かあったら、後悔しないようにという想いからです

海外出張中の友人は留守電のメッセージをきいて
ロンドンから折り返しをしてくれました

クリスマスに亡くなったN先輩が最後まで
友だちを大切にしなさいと教えてくださっているようです

そして、N先輩が奥様と私を引き合わせてくださったのは
こんな日のためだったのかもしれません

何のお役にも立てませんが、せめて、お話相手にはなれるでしょうか
奥様のM子さん、お淋しい時にはご遠慮なく、お声がけくださいませ

お酒の飲めなかったN先輩を偲んで、N先輩の想い出を肴に
ワイングラスをいっぱい! 傾けましょうね

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悠木 そのま on 12月 25th, 2009

第4期名古屋市男女平等参画審議会 第3回審議会が開催されました。

日 時:2009年12月25日(金)13:30~
会 場:名古屋市役所 東庁舎1階
担 当:名古屋市総務局男女平等参画推進室

人権部会および活動推進部会での論点整理についての
事務局の説明の後、審議会委員から意見を述べました。

新プランの目標(下記)の妥当性が中心テーマとなりました。

<新プラン(案)>
目標1 男女の人権の尊重(または、女性の人権尊重)
目標2 男女平等・男女の自立のための意識変革
目標3 方針の立案・決定過程への女性の参画
目標4 労働における男女平等
目標5 過程・地域生活における男女の自立と共同参画
目標6 多少なライフスタイルの選択のための男女平等

委員にはそれぞれの立場があり、それぞれの想い、考えがあり
6つの目標が、それぞれにとってベスト案とは言い切れないものの
私見としては、各部会でこれまでの検討の集約結果であり
この時点となっては、おさまるところにおさまった感があります

趣旨がより伝わるよう、文言の調整があれば、さらにおさまるでしょう

今後は、答申案を作成するために、答申作成部会が組織され
市民意見をふまえた答申案を作成することになります

これまでの検討をとおして、男女平等あるいは男女共同参画の
本質が再考されるべき時が来ているのではないかと痛感しました

自殺は男性のほうが多いですし、父子家庭の父親は困窮しています
男性優位の社会は、まだまだ残存しているものの、その一方で
男性だからこそ不利益を被る男性も増えているようです

1999年交付の男女共同参画社会基本法による
男女共同参画社会とは、次のとおり

男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会

1999年の基本法交付からすでに10年を越え
当初に想定していた男女の参画の機会のアンバランスはむしろ
弱者と強者のアンバランスへとシフトしているのではないでしょうか

だとすれば、男女共同参画社会の趣旨は
引き続き、性差による不利益を引き続きと是正するとともに
男女を問わず、社会的立場の格差のよる不利益の是正に
引き継がれるべきところもあるように思えます

ただし、注意すべきは男女共同参画社会とは
選択や意思決定のチャンスや条件が平等な社会であって
誰にとっても均質、同質の生活を保障する社会ではないということです

だから、強者を倒し、弱者を救うというような安易な発想ではなく
個人の努力に報いる社会を築くための機会均等を実現することこそが
男女平等ひいては人間平等の精神ではないでしょうか

なお、第3回審議会の議題のひとつに
名古屋市の施設である男女平等参画推進センターの指定管理者として
特定非営利活動法人参画プラネットが指定されたとの報告がありました

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今日は産能マネジメントスクールさんでの『段取り力開発セミナー』
講師控室の名簿で、大森ひとみ先生のお名前を発見しました

大森メソッドで知られる大森先生とは今年の6月にお目にかかった折に
そのお人柄とお考えの深さにすっかりファンになりました
※詳しくはこちらから・・・

今回もランチをご一緒しながら、深~いお話で意気投合!

それは、このところ叱り上手、叱られ上手が少なくなって
よろしくない傾向である・・・という話題からはじまりました

先生はプロ養成のアカデミーを主宰されていて
イメージコンサルタントを育てていらっしゃいます

育成、養成のプロセスではしっかりと叱ることもあり
お弟子さんが泣くほど、叱ることもおありとか!

ただし、お弟子さんたちは叱られた感謝して泣くのだそうです
脱帽!

私も一昨年から、プロ講師養成スクールを開校し
講師養成の仕事をする中で、叱り方には自信がありません

弟子たちには指導もしますし、厳しいと言われていますが
「叱ってくださって、ありがとう」と思われているのかどうか
自信がありません

育成のプロとして、叱り上手をめざすことが課題であることを
大森先生から教えていただきました

そして、大森先生と何よりも意気投合したのは
後進たちには「プロセス」を大切にして欲しいということです

先生のところへも、私のところにも、ノウハウを教えるプロになりたい
講師になりたいという人が集まってきます

先生は開業して20周年!
私は開業10周年ですが、人材育成の仕事をはじめて20年

先生には開業前のご経験もおありですが
20という数字をとりあえずのメルクマールとすれば
「20年かかって蓄積したもの」があり
蓄積するためのプロセスがあった…ということです

しかも、20年の蓄積とはなんとなくの蓄積ではなく
精一杯の研さんのうえでの蓄積です

後を目指す方々には、20年ではなく10年で蓄積して欲しい
勘のよい人であえれば、5年でもよい・・・

だからこそ、先生も私もノウハウを何らかの形で公開していますが
5年、10年のプロセスに挑める人はそんなに多くはありません

せめて3年はがんばって欲しい!というのが、ランチトークの結論

大森先生とお話をさせていただいて
プロ講師養成スク―ルの当面の重要課題も明確になりました

「石の上にも3年!」

講師養成という人づくりの仕事をはじめて今年で2年
来年は3年目に突入です

ここでふんばって、人づくりの礎を固めたいものです
大森先生、2010年はジョイントさせていただくために
よいプランを考えますので、どうぞ宜しくお願いいたします

デキる男のファッション講座

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悠木 そのま on 12月 14th, 2009

交流分析とサイコシンセスの理論をベースに開発された自己診断ツール「ウィルグラム」。その診断結果のフィードバックや診断結果を用いたセミナーを行うインストラクターの養成をめざして、クラボウ人材開発部さんと共催で3日間、2か月にまたがって開講したウィルグラム認定インストラクター養成研修が昨日、終了しました。

開催日時: 2009年10月24日(土) ・10月25日(日)・12月13日(日)
講師: 渡辺章二 (クラボウ人材開発部 チーフインストラクター)
コーディネーター: 犬塚尚美 (弊社代表取締役 人材開発プロデューサー)

2008年8月にプロ講師養成スクールを開校してから、人材育成のマインドとスキルをもつ本物の講師の養成をめざしています。

その活動をとおして気づいたのは、講師の卵のみならずそれなりに経験のある講師も、主催者や参加者にとって魅力があり、ハンドリングがしやすいプログラムを求めているということでした。

そこで、プログラムを紹介したり、そのプログラムを実施するためのトレーニングを目的としたセミナーを開催していくことにしました。その第1弾が「ウィルグラム活用入門セミナー」であり、ウィルグラムを活用したセミナーを実施できるインストラクターを養成する「ウィルグラム認定インストラクター養成研修」の開催でした。

10月にセミナーが開講してから約2カ月間、参加者は「ウィルグラムフィードバックセミナー」の実施を自主トレーニングして、認定試験に臨みました。トレーニングの成果には目を見張るものがあり、それぞれのプレゼンテーションはとても魅力があるものでした。

試験対策のために開設されたメーリングリストの投稿には、約2カ月の学びがそれぞれにとって、いかに貴重なものだったかが語られており、参加者の皆さまのスキルアップ、キャリアアップのお役立てたようで、とても嬉しく感じます。

そして、超1千万円プレーヤーの育成をめざす私も人材開発プロデューサーとして、この度の経験から、たくさんの学びを得ました。中でも、ひとりひとりの講師にはそれぞれの個性があり、それは無条件に素晴らしいものであることに、心から気づけたということです。

分かっていると思っていたけれども、本当には分かってなかったなぁと痛感。少なくとも、ひとりひとりの特徴的な個性を「キャラクター」として育てることはしていなかったと反省しました。

これからは、講師たちの特徴的な個性を「キャラ」として育てることにも力をいれるという、新しい重要課題が設定できました。プロ講師養成スクールに集まる仲間たちのおかげで、プロフェッショナルとして日々、精進できることに心から感謝いたします。

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悠木 そのま on 12月 6th, 2009

自らの命を絶つ人の数が11年連続で3万人を超えている今の日本。

NHKホットモーニングでは先週、その対策や先進国の取り組みついての特集を放映しました。感じるところの多い番組でしたが、強く印象に残ったのは、フィンランドの遺族の取り組みでした。

フィンランドでは自殺に対する偏見があり、遺された遺族も辛い想いをするのだそうです。遺族の気持ちを分かち合うため、道行く人々に黒いリボンを渡し、ネットに結んでもらうという運動です。

おみくじのように結ばれた黒いリボンの前で、ひたすらハンカチでまぶたをぬぐい続ける遺族。あまりにも痛々しくて、涙があふれました。

夕方になると、たくさんのとうろくに火が灯されます。死んだ人も辛かったし、遺された人はもっと辛い…。亡くなった方々の冥福とともに、遺族の方々の傷みが癒されることを祈らずにはいられませんでした。

そんな体験をした直後の昨日、チーム医療さん主催のセミナー「メンタルヘルス検定を実際の対策にどう活かすか」に産業カウンセラーの新井典生先生、NLPトレーナーの梅本和比己先生とご一緒に、出講いたしました。

メインのお話は新井先生の検定対策講座、梅本先生の傾聴トレーニングで、私はメンタルヘルス・マネジメント検定での学びをセミナー、ワークショップなどで展開し、啓もう活動につながていただくために、セミナープログラムの作り方などをお話しをいたしました。

長年、大手企業の総務部長としてメンタルヘルス対策に臨まれてきた新井先生のお話は、実体験がベースにあるだけに説得力があり、うつは自殺にいたるから怖い病気…という、その怖さを実感いたしました。

そして、自殺によって家族のみならず、職場の関係者にも大きな動揺や心理的なダメージを受けるという事例を伺いながら、メンタルヘルス対策とは社会貢献であることを痛感しました。

梅本先生はうつ対策としての傾聴の効果を語られ、傾聴トレーニングを実施されました。これをオブザーブしながら、人々の話に耳を傾ける行為の重要性を再認識もしました。

NPO法人キャリアデザインフォーラムの活動の一環として、私はプレイバックシアターという即興劇の劇団活動をしています。これは人々が語った気持ちやストーリーを即興で演じる手法です。言ってみれば、人のお話を聴く活動です。

職場ストレスに苦しんでいる人々や自殺によって家族や同僚を亡くした人々のお話を聴き、演じることによって、メンタルヘルス対策の一役を担えるかもしれない…。そんなインスピレーションとモティベーションを得ることもできました。

このテーマに取り組むことは私たち劇団にとって、大きなチャレンジといえますが、ソーシャルチェンジをめざすプレイバックシアターにふさわしい活動になりそうです。人の心が癒され、自殺が防がれ、家族や友人、同僚を亡くして苦しむ人を減らしたり癒したりすることをとおして、社会に貢献できれば幸いです。

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悠木 そのま on 12月 5th, 2009

”本物の講師”の育成をめざして、昨年8月に開校したプロ講師養成スクール。
1周年をこえて、いよいよ本物の取りをしていきたいという想いと覚悟のもと
本日2009年12月5日、オフィシャルサイトを開設しました。

プロ講師養成スクールについてはこれまで、弊社ホームページからのみ
お伝えしていましたが、本日からはこちら からも発信いたします。

プロ講師をめざしている人、プロ講師として活躍している人のみならず
企業内、学校内などで講師をする機会がある人たちにもお役に立つ情報を
少しづつ掲載していく予定です。

セミナー教材の無料ダウンロードもできるようにいたしました。
http://prokoushi.jp/dl.html

今後は、本物の講師としての様々なコンピテンシーやテクニックについての
私見や事例なども紹介していけたらと考えています。

本物の講師たちのプラットフォームとして
人づくりのプロを育てることをとおして社会貢献をしていくために開講した
プロ講師養成スクールですから、新しいサイトについてもオンラインによる
人づくり哲学の発信基地になるよう、試行錯誤していくつもりです。

プロ講師養成スクール オフィシャルサイトはこちらから

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悠木 そのま on 11月 25th, 2009

2010年1月リリースのDVD「 プロ講師養成スクール ベーシックコース」

ベーシックコースは、弊社プロ講師養成スクールの「本科」であり
コンセプトは「講師のためのキャリアデザイン」です。

このセミナーの内容を、独修で学べるように視聴覚プログラム化しました。
セミナーだからできるもある一方で、DVDだからできることもあります。

セミナーでは、参加者相互のグループダイナミクスが成長を促しますし
講師や参加者からのフィードバックを受けられるメリットがあります。
DVDでは、ひとりでじっくり、プロ講師としての強み、弱みを見つめ
人に語るには気恥ずかしいような夢を大胆に描くことできます。

何よりも、自分のペースに併せて受講できる
何度でも繰り返し受講できるのがDVDのメリットといえるでしょう。

DVD「プロ養成スクール ベーシックコース」(2巻セット)
~講師のためのキャリアデザイン~

監修・著作・出演:犬塚尚美
プロ講師養成スクール代表/人材開発プロデューサー
収録時間:第1巻 約55分/第2巻 約30分(DVD2枚組)
定価:39,800円(2009年11月30日まで 期間限定特別価格 29,800円
発行:㈲アリーナアドヴァンス ㈱チーム医療

1990年、私は㈱東海総合研究所(現三菱UFJ R&C)に中途採用され、
サービスマーケティングを専門分野とする経営コンサルタントになりました。
そして、約11年間、小売・サービス業の人材育成に関わる制度設計を行い
導入定着指導の一環として、講師としての活動を始めました。

それ以来、はっと気付いたら、20年間も人材育成の仕事を続けていて
特に、2001年に独立してからは、研修の企画と運営が主な業務となり
現在は、研修講師として年間150日を現場で過ごす毎日です。

この日数を多いとみるか、少ないとみるかは、ものの見方によるでしょうが
私は、人材開発プロデューサーとして人材育成の仕掛けや仕組みを
もっともっと創っていきたいと思っていますので、今後については
講師として活動する日数を、もう少し減らしたいと考えています。

そのために、20年間に蓄積した多少のノウハウを引き継いでいきたい
…と考え、2008年にプロ講師養成スクールを開校しました。
そして、引き継ぐスピードをあげるために、DVD化を決意いたしました。

インストラクション、質問、ファシリテーション、アセスメント…
プロ講師には様々なスキルが求められ、これらを磨く努力が欠かせません。

スキルアップには天井がない、努力にはキリがないものの
時間という限られた資源を効率よく活用し、最短でスキルアップしていくには
「なぜ、プロ講師なのか?」「講師として、どのように活動したいのか?」を
よくよく考え、講師としてのキャリアヴィジョンを明らかにして
必要十分なトレーニングや学習の計画を行うことが近道になるでしょう。

DVD「プロ講師養成スクール ベーシックコース」
経営コンサルタント時代に培ったマーケティングの視点を取り入れて
プロ講師として活躍できるドメインを探りながら
プロ講師としてのキャリアヴィジョンを明らかにできます。

キャリアヴィジョンを実現するための自己研さんの計画のみならず
プロ講師としてのブランディングの糸口をつかめる視聴覚プログラムです。

2010年1月のリリースに先駆けて、先行予約がスタートしました。
プロ講師へのキャリアチェンジをめざす人や
プロ講師としてのさらなる成功をめざす人はもとより
社内講師をはじめ、講師としての活動を行う方々には
ぜひ、ご覧いただきたいDVDです。

先行予約はこちらから チーム医療 DVD

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悠木 そのま on 11月 14th, 2009

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高野登さんはワインを飲みながらライフスタイルを
語りあえる大切なボーイフレンド。

ザ・リッツ・カールトン大阪の開業準備が進む
96年、同ホテルの取材をご縁にお知り合いとなり
今年度は、ご一緒に講師団体を設立するなど
わくわく  ! なおつきあいを続けています。

10月、その高野さんが長野市長選挙に立候補!
夏には「冷たいシャンパンを飲みませんか」と
オシャレなメールをくださったのに
この時は何の知らせもなく、友人からの電話で立候補を知って、びっくり。

インターネットで検索したら「わくわく!ながの 高野登」というサイトに
10月17日公示、10月25日投票と公開されていて、いよいよ、びっくり。

結果は、現職とわずか651票の差で惜しくも落選。
たった651票くらいなら、知り合いのネットワークを駆使すれば
多少なりとも、当選への応援ができたのではないかと悔まれるばかり。。。

選挙が落ち着いた頃にお見舞いの電話をしたら
「今はプータロウしていま~ぁす」といたって大らかな高野さんです。

ご本人からいただいたメールには次のような思いがつづられていました。

”たくさんのボランティアの方たちと戦った3週間でした。若者たちがくれた「もうこの事務所に来れないのが残念です!」というコメント。「20年ぶりにワクワクした日々を過ごしました」という主婦のみなさんのコメント。 私は本当に幸せ者だなと思います。 残念な結果に終わったのは私の力不足ですが、悔いの残らない戦いでした。 そして、戦いすんで日が暮れて・・今は不思議なくらい、穏やかで透明感のある疲労感の中にいます。”

90年にザ・リッツ・カールトン・サンフランシスコの開業などに関わった後
同ホテルの営業に携わり、そして、生まれ故郷の首長へと
思い切ったキャリアチェンジした高野さん。

リッツ・カールトンでそれなりのキャリアをますます積むこともできたというのに
大胆な選択をして、そして、新しい道を選んだ高野さん。

高野さんの新しい人生に共感と尊敬を感じざるを得ません。

もし、次に立候補…というようなことがあれば、日本全国、
どこへでも駆けつけて、応援します。

高野さんの志に乾杯です!

PS.
その後、高野さんは弊社プロ講師養成スクールのスーパーヴァイザーとして
お手伝いただくことになりました。※高野さんのプロフィールはこちらから

絆が生まれる瞬間

リッツ・カールトンで育まれたホスピタリティノート

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人材開発プロデューサー+スーパーヴァイザー
=人材開発プロヴァイザーとしての活動の具現化をめざして
2008年8月にプロ講師養成スクールを開校し、後進の育成を始めました。

キャリアアッププログラムとスキルアッププログラムの
2本立てのカリキュラムに基づく、主催セミナーを開講しているのとともに
年に1人程度、長期インターンを引き受けて
プロ講師へのキャリアチェンジ、キャリアアップの支援をしています。

昨年の第1期生は、実力派の研修講師に育てるつもりでしたが
彼女は、研修講師ではない道を選ぶことを決めて、巣立ちました。

大企業でマネージャーまで経験した女性です。
その彼女が会社を辞めて、弟子にして欲しいと飛び込んできてくれました。

そんな彼女だからこそ、女性管理職研修のオーソリティに育てたいと
私なりのビジョンを抱いていたものの、そうではない道を選んだインターン。

研修講師への道を中断すると告げられた時
後1~2年くらいは、がんばってみて欲しいという気持ちと
とはいえ、成功を保証してはあげられないというおよび腰と
スーパーヴァイザーとして、なんと、ふがいないのだろうという想いと
このような形の巣立ちで大丈夫かしらという心配と…

あれから約半年のimgp0480一昨日、彼女からピンクの花束が届きました。
人生が100年なら折り返しの誕生日という日でした。

メッセージには、研修講師ではないけれども
育成者への道を歩み始めている近況が
つづられていました。

彼女なりに道を拓いている様子がうかがわれ
嬉しさがこみあげました。

長期インターンの制度は、合理的なお弟子制度として
プロ講師養成スクールに導入しましたが、まだ
本物の講師を育成するというコンセプトにふさわしい
成果があがっているとは思えず、忸怩たる思いもないではありません。

それでも、彼女の着実なキャリアづくりのステップを知って
一緒に過ごした1年はきっと、お互いにたくさんのギフトがあったのだと
そして、私が道を拓くのではなく、インターンが自ら道を開くことこそ
自立と自律をテーマとするプロ講師養成スクールにふさわしいのだと
納得のような、言訳のような、それでも温かい気持ちに包まれています。

今年の第2期生は研修講師にこだわらず、幅広い意味での講師として
何かしらの領域を定めて修了できるよう、ガイダンスを続けてきました。
しかしながら、家庭の事情で、実務研修を中断するかもしれません。

ここまで来たのだから、修了まで歯を食いしばって欲しいけれども
女性は重要な他者との関係を重視しますので、そのために
キャリアパスを変更することもありうる、と覚悟するしかありません。

セミナーの同行を続け、モデリングから得たテクニックやノウハウのいくつは
どこへ行っても役立つものであると信じて、彼女の選択を見守るつもりです。

どのような形でもいいので、インターンたちが育成者として活躍し
社会に貢献できる人材に育って欲しいと、心から願う今日この頃です。

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