悠木 そのま on 5月 11th, 2010

仕事に行き詰まる度に問うのは、私は「なぜ、働くのか」という命題です。
その度に、仕事とは「事に仕えること」、働くとは「はたを楽にする」
・・・という真理です。

人はそれぞれ、天から与えられた仕事を持っているように思います。
そのことに気づく人もいれば、気づかない人もいます。
気づいても気づかなくても、天から与えられた仕事をまっとうすることを
「使命」を果たすというのではないでしょうか。
そして、使命を果して生きる時、私たちはどんなに苦しくても辛くても
仕事や人生にやりがい、生きがいを感じられるのではないでしょうか
(2006年雑誌「時局」出稿記事「いかに生き、いかに働くか」より)

誰かのため、社会のお役に立つために働いているとしたら
行き詰まりもひとつの奉仕として、乗り越えていけそうです。

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悠木 そのま on 5月 4th, 2010

祖父が僧侶であり、早世したことをあちらこちらで時々、語ってきました。
□Ref.75年ぶりの高砂 よっこちゃんの旅 vol.3

このゴールデンウィーク、2006年に某誌へ提供したコラムを読み直し
僧侶だった祖父との因縁を改めて想う、今年のゴールデンウィークです。
□Ref.ライスワークとライフワーク ~人は何故、働くのか?~

人は何故、働くのか?
「私」は何故、働くのか?

就職、転職、キャリアチェンジをする時、仕事に行き詰まった時に
折々に投げかけてきた問いをふと、自らに問う気持ちになったのは
外的な順調さとは裏腹に、実は満たされていないのかもしれません。

1957年に「キャリアの心理学」を著し、キャリアという言葉を
職業、就業の世界にはじめて導入、キャリア理論の草分けと呼ばれる
D.E.スーパー先生は、晩年、我が国を含む10カ国以上において
「仕事の重要性研究」を行い、14の労働価値を発見しました。

これは、人が働くことをとおして得ようとする「価値のリスト」です。

□能力の活用 □達成 □美的追求 □愛他性 □自律性
□創造性 □経済的報酬 □ライフスタイル □身体的評価
□社会的評価 □危険性 □社会的交流性 □多様性 □環境

2000年にこのリストを知り、自らの労働価値を見つめて以来
折々に、リストにてらして労働価値を見つめる時間を持つようにしていますが
その度に、労働価値は少しづつ変化します。

けれども、「私」の中には、決して変わることのないエネルギー…
働くことに向けて「私」を突き動かす動機のようなものが感じられます。

それは、労働価値というものさしでは測れない何か…

それは、自分の欲求やニーズを越えた力のように実感されるのですが
にも関わらず、それは自分のうちにあり、とても微かな体感覚を伴っていて
ぼんやりした声のようにも例えられる、そんなようなものです。

もしかしたら、人はそれを「人生のミッション」と呼ぶのでしょうか。

そして、「私」の人生のミッションとは、早世した僧侶であった祖父が
歩もうとして歩めなかった道の行く先であるように思えてなりません。

それはだた、早世した祖父への想念が私の脳細胞に住んでいて
脳神経のシナップスを器用に、つないでいるだけなのかもしれません。

それであったとしても、75年前に亡くなった祖父が見つめていた道の
行く先を見つめながら生きるということは、誰にも分からない未来に
小さな灯が灯されているように思えて、心強いかぎりです。

祖父あるいは祖父への想念の助けを借りて、人生のミッションを知り
ミッションを果たすために、生きて働く人生を選びたいと願っています。

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悠木 そのま on 5月 3rd, 2010

2010年5月1日 中国2010年上海万博が開幕しました。
*開幕式はこちら(YouTube)から

倒錯疑惑、違法販売、未完成パビリオン7つ、入場時の混乱・・・
と、課題は多いようですが、読売新聞社説によれば、
「半年間に及ぶ会期中の入場者は、過去最多だった大阪万博(1970年)の
実績6400万人を超える7000万人を狙う。過去30年余りの
改革・開放政策の成果を誇る中国の意気込みがうかがえる規模」とのこと。

1970年の大阪万博、2005年の愛知万博(愛・地球博)を経験した国民として
万博というグローバル、ユニバーサルなイベントでの成功を祈るばかりです。

マナー向上運動も展開しているそうです。
たとえば、並ぶ時は20cmの距離を空ける、外国人には笑顔で…など。

そして、TVの報道番組で、入場時、整列時の混乱を見る度に
高度成長する国の勢いと、高度成長に伴う競争社会を実感します。

われ先と入場を急ぐ人の群れに、人を想いやる心を見ることはできません。
衣食住がやっと足りてきたとしたら、人を想うゆとりはないかもしれませんし
衣食住が足りていても、人を想う心のゆとりが持てないのは
中国も日本もむしろ同じなのかもしれません。

プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動の志賀内康弘氏によればe9ab98e9878eefbca0efbd92efbd83efbd94efbd99efbd8fefbc91-lt
リッツ・カールトン 元日本支社長高野登氏は、
電車に乗ったら、座らないのだそうです。

席を譲るのでは遅い、誰かに座っていいただくためだとか。
座る座らないということではなく、人を想う心が何たるかを
教えられます。

マナーの源泉は、人を想う心であるホスピタリティなのですね。

中国も日本も、そして世界中の先進国が上海万博から人を想う心という
マナーの源泉を考え、ホスピタリティを実現していきたいものです。

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悠木 そのま on 4月 18th, 2010

“本物の講師”の育成をめざすプロ講師養成スクール。
プロ講師はもとより指導者、リーダーのブラシュアップをお手伝いするために
2010年度上期、二人のカリスマ講師による公開セミナーを開講します。

第1弾:元リッツ・カールトン日本支社長 高野登(当スクール スーパーヴァイザー)
第2弾:株式会社大森メソッド代表取締役兼CEO 大森ひとみ(当スクール スーパーヴァイザー)

この度、第1弾として開催いたします5/22 高野登セミナーをリリース。
下記のとおりです。*プレスリリースはこちらから

◆ザ・リッツ・カールトンの極意! 『リーダー人材の育て方』
講師:高野 登 コーディネイター:犬塚尚美

日 時:5/22(土)13:30~16:30
会 場:ウィンクあいち 特別会議室1301(名古屋市中村区名駅)
参加費:一般 税込15,750円 (関係者:13,650円)
定 員:50名

高野は『リッツ・カールトンが大切にする サービスを越える瞬間』
『絆を越える瞬間』などなどの著書として知られ、
横浜アリーナを沸かせたカリスマ講師です。

ホスピタリティの専門家として、リッツ・カールトンの仕組みの数々を
講演やコンサルティングで紹介し続けていますが、今回は新ネタです!

世界最高のサービスを誇るザ・リッツ・カルトン・ホテル&リゾーツの
コーポレイトユニバーシティであるリーダーシップ・センター!
そ こで行われているリーダー育成プログラムの全容と内容に迫ります!!

もちろん、企業ノウハウですから、高野も控えめになります。
そこで、高野の講演のみならずインタヴュー・セッションを設け
参加者の皆さまからのご質問をお受けすることにいたしました。
もう少し聞きたい、もっと知りたい点はどんどん切りこんでください。

「人を指差しているうちはま だまだ。人を差した指が
自分に向けられた時にこそ気づきがある」という高野。
講演とインタヴューをとおして、管理者、育成者としての 高野登の
人材育成の哲学にも迫る3時間です。

絆が生まれる瞬間がセミナーのゴール! ぜひ、ご一緒いたしましょう。

【プログラム】

講 演:「自分が変われば、まわりが変わる」   高野登氏
1. ザ・リッツ・カールトンの羅針盤   ~クレドというマジック~
2. 心のスイッチが入る仕組みづくり ~リーダー人材を育てる風土~
3. 秘蔵のノウハウ公開か!? ~リーダーシップ・センターのプログラム~

インタヴュー:「ザ・リッツ・カールトンの極意にせまる!」
回答:高野 登氏   コーディネイター:犬塚尚美(プロ講師養成スクール 代表)

参加者の皆さまとともに、リッツ・カールトンのリーダー人材育成の極意と
高野 登流人材育成の哲学を掘り下げる参加型のインタビュー・セッション。
高野 登氏にどこまで迫れるか! コラボレーションいたしましょう!

◆高野登のプロフィールはこちらから

◆お申し込みはアリーナアドヴァンスお問い合わせフォームから
※5/22高野登」等、セミナータイトルをご記入ください。
※お名前の他、必須項目は必ずご記入ください。

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悠木 そのま on 3月 17th, 2010

講師養成のプラットホームとしてのプロ講師養成スクール

今年度から、講師のパーソナル・ブランディングを本格的に支援します。
そのノウハウをパッケージにした「プロ講師プロデュースプログラム」。
ワークショップのみならず、個人のスーパーヴヴィジョンも行っています。

この2日間も、ひとりの社内講師のプロデュースに取り組みました。
社内講師のプロデュースは、独立系のプロ講師とは異なる難しさがあります。

独立系は、まさしくパーソナル・ブランディングでよいわけですが
社内講師の場合は、企業のブランディングと矛盾しないところで
講師本人のパーソナルブランディングを行わなければなりません。

つまり、トレー二ーの強みとなるキャラクター(特徴)を特定しながら
企業のイメージと重なるスタイルを探し、そこに落とし込むわけですから
独立系講師のスタイリングより、きめ細かいスタイリングが必要であり
きめ細かいトレーニングが必要となります。

姿勢、動作、身だしなみ、声、話し方から講義法まで。
クライアントから提示された2日間にぎっしりと詰め込んで
トレーニーが自分の持ち味と課題に気づき、継続学習できるところまで
ガイドするプログラムを組んだものの、かなりタイトな時間割になりました。

トレー二ーにとってもトレーナーにとっても、タイトな2日間でしたが
納得のいくレベルに仕上がり、トレーニーの継続的な努力を待つだけです。

2日間を無事に終えることができたのは、トレーニーの無心さがあればこそ。
この無心さがきっと、ベテランを超える原動力になるだろうと確信しました。

自分を見つめる真摯な心こそ、講師のパーソナル・ブランディングには
代えがたいリソースであることを、トレーニーの姿から学んだ2日間でした。

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産能マネジメントスクールの段取り力開発セミナーの今年度分が終わりました。
来年度もすでに月1回程度の開催が予定されている中
プログラムと教材のヴァージョンアップを検討しているところです。

3年間の実施をとおして、段取りとは「プロセスの効率化」であり、
段取り力を開発とは、段取り脳を鍛えることだと思うようになりました。

“段取り脳”を鍛えると、次の2つができるようになります。
これは、段取りが得意な人=段取りの達人の脳の使い方の特徴です。

○全体視野が広くなる
○スイッチ思考が自在になる

1)全体視野

段取りが得意な人は、細部を詰める前に全体をつかみます。

一方、苦手な人は全体をつかむ前に、細部をつめ始めます。
細部をつめ始めると、部分部分の検討に手間と時間がかかってしまい
なかなか先へ進めないうちに、期限が迫ってきます。

また、部分を固めすぎると、全体の整合性がとれなくなることもあり
仕切り直しが必要になったり、進捗がとん挫したりしがちです。

段取りの達人は、全体を先につかんでから細部をつめていきますから
現時点で、部分部分については、どのくらいつめばよいか
各部分の詳細はいつまでにつめればよいかのイメージが明らかです。
したがって、過剰な体力投入なくして、期限厳守で仕事を完了できます。

全体視野が広いということは、森もみて、木も見られるということです。

飛び込みの仕事が入っても、全体が見えていれば
飛び込みの仕事をどのくらい差し込めるのか、見当がつきます。
差し込めない時には、どう対処するのか、冷静に考えることができます。

2)スイッチ思考

全体視野が広がっていれば、先を見通すのも容易です。
全体と先が見えるということは、物事を流動的にとらえられるということです。
だから、異なる仕事、たくさんの仕事をさばけます。

段取りの達人は眼球と意識の視野が広く、全体が見えています。
そして現在のみならず未来や、必要に応じて過去にも意識をシフトできます。

そこで、先を見通して、起こりうることを予測し、過去の経験則にてらしたり
全く新しいアイデアを創出したりして、現時点での最善の意思決定を行えます。

また、視野や意識を集中させる先を、分秒単位でスイッチさせられますから
たくさんの仕事をあたかも並列処理するかのごとく、処理していけます。
スープのダシをとりながら、肉に下味をつけ、野菜をカットできるです。

段取りの苦手な人はたいてい、部分を見て、現在を見ています。
つまり、物事を静的、部分的に見ており、様々な事柄を同時につかめません。

そこで、目の前にある仕事に意識が集中しやすく、他の仕事、先の仕事への
意識の切り替えが遅れたり、集中しきれなかったりするのです。

発生した仕事、依頼された仕事は発生、依頼の順番どおりに処理し
前の処理が終わってから、次の仕事に取り掛かるものだと訴える人に
出逢ったことがあります。

この思考では、特定の仕事を正確かつ丁寧にこなすことはできても
異なる仕事、たくさんの仕事をさばくことができません

そこで、一生懸命、仕事に取り組んでいるにも関わらず、処理スピードが遅く
いつも、仕事に追われている感じが強く、期日遅れも遅れがちになるのです。

来年度からの段取り力開発セミナーでは、「段取り脳づくり」をコンセプトとし
「段取り脳」を創るメソッドをさらに構造化していく予定です。

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悠木 そのま on 3月 8th, 2010

2010年3月8日(月) 弊社アリーナアドヴァンスは開業10周年を迎えました。

長いようで短く、短いようで長かった10年間に思いをはせれば
越えてきた道のりのアップダウンに、今さならながら目まいを覚えます。

その10年の集大成として、そして、次の10年へのマイルストーンとして
DVD「プロ講師養成スクール ベーシックコース」をリリースいたしました。

当初は1月末にリリース予定でしたが、編集作業に手間取り
偶然にも10回目の設立記念日、3月8日がリリースの日となりました。

これはプロ講師をめざす人、プロ講師としてさらにキャリアアップしたい人が
独修で、成功の秘訣 をつかむことのできる視聴覚プログラムです。

コンセプトは“講師のためのキャリアデザイン”。

講師として独立したい、さらに成功したいと願っている人のみならず、
企業内、学校内で講師をされる人の能力開発のプランニングにも役立ちます。
講師としての成功の秘訣を見つけていただくことを目標に、編集いたしました。

30歳の年から講師としての活動をはじめて、20年になります。
その間の試行錯誤によって身につけた、あれこれのスキルやノウハウ。

それらが現在の私の礎となっているのはもちろんで、プロ講師の成長にとって
それらが不可欠なのは間違いありませんが、それ以上に大切なのは動機。

つまり、なぜ講師なのか。。。という想いです。

2008年にプロ講師養成スクールを開校し、講師養成をはじめた時から
後輩たちには、スキルよりも先に動機をしっかり見据えることを奨めています。

この手順は、スキルアップしたい人たちにはもどかしいかもしれませんが
動機あってこそ、動機に基づいた達成のイメージがあってこそ
スキルについても、どのくらい、どのように磨いていくべきかが分かり
急がば回れのスキルアップ計画がたてられるわけです。

そこで、DVD「プロ講師養成スクール ベーシックコース」も
なぜ講師なのかという問いに始まり、この問いを深めるながら
プロ講師としてのブランディングの方向性を見極める教材に仕上げました。

講師養成をミッションとする、これからの10年のはじまりの創立記念の日に
このDVDをリリースできたことを心から嬉しく、また、誇りに思います。

プロ講師養成スクール ベーシックコース(2巻セット)

※ご購入はこちらか ら
※プロ講師養成スクールについてはこちらから

監修・著作・出演:
犬塚尚美(プロ講師養成スクール代表/人材開発プロデューサー)
収録時間:第1巻 約55分/第2巻 約30分(DVD2枚組)
価 格:39,800円(税込)
発 行:(株)チーム医療・(有)アリーナアドヴァンス
ISBN : 978-4-88509-106-3

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悠木 そのま on 3月 3rd, 2010

本年1/26日(火) 20年来の友人でシニアソムリエ―ルの島 幸子さんが
最新刊『ワインは愉しい』(ゆいぽーと)を出版。

昨夜は、島ファンの名古屋財界人の呼びかけのもと、
出版記念パーティが開 催されました。
私は残念ながら参加できませんでしたが、
ワインコニサー、ワインラヴァーズが参加し、華やかな祝宴だったそうです。

ワインは愉しい
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追記:出版記念パーティ後の3/15に発行された
島講師のコラムは下記のとおりです。

<ソムリエール島幸子のコラム>

2010年1月26日に「ワインは愉しい」を出版して49日経過。全国の書店でどのくらい本が売れたかは後4ヶ月ほど待たないと結果が出ませんが、たった23席のサミュゼからは1000冊を越える本が今日までに旅立って行きました。皆様の暖かい応援をいただいて順調な売れ行きです。

大型書店で自分の本が平積みになっているのを見た時は心が躍り、書店のスタッフの方々にお礼を言いたくなりましたが我慢しました。

名古屋近郊ではユニー内の夢屋書店各店、高級マーケットのフランテでも販売が始まり、「ワインを飲みながら読むと、もっとワインが好きになる本」のコンセプトに近い形での販売が可能となりました。栄の名古屋三越ワイン売り場ではワインの隣に本を置いてくれています。

東京の恵比寿ガーデンプレイス、B1プロムナードにあるワインショップWAIN MARKET PARTYでも近日中に販売開始予定です。出不精な方にはインターネット書店アマゾンをお勧め致します。

さて、今年は珍しいワインにご縁があり心が久し振りに胸がときめいています。先月お客様のご依頼で探したルーマニアのワイン。国別ワインの生産量でルーマニアは世界で16位あたり、どのぐらいのレベルだろうと思っていましたが想像以上に美味しいワインに出会えました。

ルーマニア南東のドブロジャ地方、ムルファトラールワイナリーでは黒海とドナウ川に挟まれた土壌から国際品種のシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンが醸造されています。ヨーロッパの地図を広げ、横に平行移動するとそこはフランスの高級ワイン生産地ボルドー地方。特にドブロジャ地方はルーマニアで最も温暖な気候。

夏は暑く、雨が少ないのですから美味しいワインが出来ても不思議ではありません。それなのに何故マイナーなのか?

1947年から1989年までの期間は社会主義国家であったため国際市場に出遅れたと思われます。以前ハンガリーの畑で聞いた話ですが、本来高級ワインを醸造していたのにソ連にワインを供給する為ブドウ畑は拡大され、品質より生産量が重要視されたのです。その間にブドウ畑の品質が低下してしまったそうです。

しかし、3年前、すでにハンガリーのワイン屋さんには輸出されていない、品質の高いワインが沢山棚に並んでいました。数本購入しましたが、国際品種から造られたワインは白も赤もフランスワインに引けをとらないレベルでした。残念ながら日本にはほんの少ししか輸入されていません。
ブドウ樹は植えて通常3年目からワインを造れます。その一生は人間に似ていて、20才から大人の味わい、一番美味しい凝縮感のあるブドウを実らせるのは40歳からと言われます。そこから100歳ぐらいまで生きるのですが、少しずつ収穫できるブドウの量が減少してゆくのです。

東欧で新しいスタートを切ったブドウ畑のワインがそろそろ美味しくなる頃ですね。

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悠木 そのま on 3月 1st, 2010

2009年の1年間に自殺した人は全国で3万2753人。
1998年から12年連続で3万人を超えました。

月別では、例年3月に、自殺する人が最も 多く、不景気が続く中
決算期を迎えるこの時期に自殺に追い込まれる経営者などが
他の月に比べて多くなるでは…と報じられています。

政府は今年初めて、3月を「自殺対策強化月間」と定め
自殺を防ぐための緊急対策に乗り出すことにしました。

月間がスタートした今日は、福島瑞穂内閣府特命担当相が
JR新橋駅前で街頭キャンペーンなどが行われました。
※詳しくはYahoo!ニュースから

内閣府のホームページをはじめ、街頭のパネルなどをとおして
自殺する人の多くを占める、働き盛りの男性たちの異変を見逃さないよう
呼びかけるとのこと。また、全国のハローワークでは窓口を設け
借金を 抱えた人や仕事を失った人たちの相談にも乗るそうです。

※政府インターネットテレビ「眠れてますか? ~睡眠キャンペーン~」
※内閣府「眠れてますか? ~うつの早期発見と自殺予防~一般編」
※厚生労働省 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」

内閣府自殺対策推進室の加藤久喜参事官は
「12年連続で自殺する人が3万人を超え、待ったなしの状況。
あらゆる対策を総動員して少しでも自殺を減らしたい」と述べたそうです。
※詳しくはNHKニュースから

先週末の2/27(土)、主宰するNPO法人キャリアデザインフォーラムでは
「メンタルヘルス・マネジメントの実務 ~ラインケアを中心に~」をテーマに
第8回 中部キャリアカウンセリング研究大会 を開催しました。

テーマ:「メンタルヘルス・マネジメントの実務  ~ラインケアを中心に~」
講 師:山一電機 シニアプロフェッショナル 新井典生
日 時:2月27日(土) 13:30~16:30
会 場:ウィンクあいち 12階

新井先生は長年、総務畑で課長、部長と歴任され
産業カウンセラー、再決断療法家でもいらしゃいます。

豊富な実践事例を、理論に基づいて整理して、ご提示してくださいました。
※ラインケアの実践については「キャリアカウンセラー養成講座」から

通称グルさんの理性と温情あふれるお話の中でも、上司がひと声かけることが
心の健康の維持につながるというコメントが胸に刺さりました。

3万人を超える前から、グルさんは部長会議に臨む度に
「上司の皆さん、部下に声をかけてあげて」とお願いし続けていたとか。

願いは、誰かが声をかけたら、自殺を思いとどまったかもしれない…

もちろん、それでも亡くなる人もいるかもしれないけれども
思いとどまる人が少なくないにちがいない…と、私には思えます。

この半生で死のうとしたことはないものの、死にたいと思ったことはあります。
それでも、死のうと思わなかったのは、私はひとりではないという実感…

私がひとりではないと思えるのは、日々、様々な人たちが私に対して
叱咤激励の声かけを投げてくれていたからに他なりません。

それは家族や親密な人たちばかりではなく、ちょっとした友人、知人たち。

私も誰かのちょっとした友人、知人になることで、そして
声かけのひとつを惜しまないことで、誰かの命を救えるなんて
もしかしたら、小さな社会貢献…

だから、声かけを惜しまない!
そして、声かけを惜しまない心の余裕を育てるために
自分自身の心をケアしてあげることも大切ですね。

どんなに忙しくても、かりに休日がとれなくても
私は私に、最低6時間の睡眠をプレゼントしていますし
これからも、プレセントし続けようと強く決意しました。

次は、グルさんにセルフケアの極意を教えていただきたいものです。

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悠木 そのま on 2月 15th, 2010

去る1/25、「新たな行革大綱(愛知県第五次行革大綱)に向けた提言」が
愛知県公館にて、同委員会平野眞一座長から知事に対して提出され、
愛知県ではこれを踏まえて、数値目標や具体的な取組事項等を整理し、
2/15、新たな行革大綱の策定として公表いたしました。

愛知県第五次行革大綱
~確かな未来へ 県行政の質の向上とさらなる協働~

※概要はこちらから

2/16付の中日新聞には、次のような見出しで記事が掲載されました。

県「第5次行革大綱」策定 163の取り組み事項挙げる

職員数削減のほか、県債発行の抑制、公共工事のコスト縮減など
15項目について、具体的な数値目標を示し
進ちょく状況を示す工程表を策定し、実行力を上げる、といった内容。

担当者は「行革の余地が狭くなる中、手を緩めずに改革を進めるとともに、
地域全体で公共サービスを支える力を高めたい」と意欲を見せた…とも。

県では平成10~21年度から3871人の人員を削減してきた経緯があります。

さらなる人員減などにより、行政サービスを低下させないために、
県庁内には、企業、大学、NPOと行政が連携して地域を支える
「新しい公」の確立が不可欠…という認識が広がりつつあり、
中日新聞記事にも、その必要性を強調している・・・との記述が見られます。

公共にしかできないことがあり、これを執行するのが「公」の務めなら
県民が自らできることは、自ら行うのが県民の努めです。

一方で中間領域もあり、これについては、県も市町村も国も民も
智恵を出し合い、手を携え、地域を支えて、それぞれの暮らしを支え合う
仕組みづくりが不可欠であることは言うまでもありません。

策定検討委員会では、新しい公についての議論を相当に重ねました。
賛否両論のある中、「新しい公」のコーディネーターを目指すという
県職員の心意気が、「新しい公」を第5次のキーワードに押し上げました。

財政難に苦しむ自治体、破たんしそうな自治体がほとんどという現状をふまえ
私たち民も行政サービスを享受するばかりではなく、
自律した民として、行政サービスに参加し、寄与する存在へ
成長していかなければなりません。

行政はもやは「お上」ではなく、民は「下々」ではなく
お互いにパートナーシップを築き上げていく時代が訪れています。

行政サイドばかりではなく、市民サイドからの行政改革も待たれています。

※「新たな行革大綱に向けての提言」についてはこちらから
※概要についてはこちらから
※経過報告についてはこちらから
※委員会委員名簿についてこちらから
第1回策定検討委員会についてはこちらから、第1回議事録はこちらから
第2回策定検討委員会についてはこちらから、第2回議事録はこちらから
※第3回策定検討委員会についてはこちらから、第3回議事録はこちらから

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